訳語について一言
haXe は型付けに関して、マルチパラダイム、というか複数の方法を提供しているので、クラス=型と断じることができません。
にもかかわらず、原文でも「クラス」と「型」という概念を混同して使ってしまっている箇所が散見されるのですが、そこは注意深く「クラス型」という言葉を使って説明を試みています。ただし、「クラス」というものの概念を説明していると思しき箇所では「クラス」という表記を採用しているつもりです。
それにしても、かなり表記ゆれがあるので、追々直していこうとは思います。
それから、「コンストラクタ」と「構築子」の違い。これはコンピュータ用語の上では同じものを指すとされていますが、こと民生 (みんせい) 的な OOPL の世界では「コンストラクタ」というと、クラスにメソッドとして定義されているコンストラクタ関数のことを指す場合が圧倒的に多いと思われます。
一方、enum で出てくる constructor の概念は、そのような意味での constructor のものではなく、関数型言語やそれに類する言語界隈で頻出する constructor のそれです。本質的な概念には違いはないにせよ、言語の中でのセマンティクスは異なるため、混乱を避けるため、区別しておく必要があります。
そこで、苦肉の策として、漢語とカタカナ語でこうした使い分けを明瞭化することにした次第です。ここも haXe がマルチパラダイム言語であるための宿命ですね。




